●「詩」についての私の位置付け

 言葉や単語を操るのは好きです。日本人は言霊信仰(っていっていいのかな? 口に出したことが真実になる。実際に起こるという考え)に捕まっている民族らしいので、そういう点では私もまさに日本人なのかもしれません。美しい言葉、響きのよい単語、そういうものに魅了されていると思いますし、そういうものを操りたいとも思います。
 でも、私にとってあくまで言霊操りは小説などの文章なのかもしれません。詩はね、それに行き着くだけのピースで、寄せ集めに近い感じ。言葉のピース、響きよいカケラを形にするのではなくて盛りつけているような作業なのです。感情を入れるよりも、純粋に言葉の響きを楽しんで、並べていく。意味よりも何よりも、まずは美しく思える並び、韻、文字、などを意識しています。しているつもりです。「できている」とは違うことを先にお詫びしておきますね。
 中には感情移入ばりばりの詩もあります。でも少ない。支離滅裂で嫌になって削除してしまった没もたくさんあるので本当に少ない。理路整然とした文章が書けるとは思ってもいませんが、詩になるともっとひどいのです。最初からわかるように書く気がないのです。なぜなら、半分ぐらい意味はないのですから。
 最初に「詩を書こう」と思ったのはいつだったかは忘れましたが、HPに詩を乗せようと思ったのは半分ぐらいはキリ番のお返しのためです。カウンターを報告していただけると嬉しいものですから、やっぱりリクぐらいしたいなーと思って、だけど小説をプレゼントなんて絶対無理! と思って行き着いたのが詩です。とっても不真面目なスタートですが、詩を書くこと自体は好きなのですよ。ただ、きっと心に残る詩じゃないだけで。  小説は熟考する時間も長いので当然ですが、書いたあともつらつらと覚えているのです。さすがにン年前の作品になると読み返してびっくりすることもありますが、それでも基本的に覚えています。詩は反対に、できあがった瞬間に忘れていることが多い。そういうところが違うのです。
 残るような詩は少ない。
 そういわれたこともあります。否定できないなぁ。
 感性などの違いもありますが、私自身は言葉遊びで詩は終わらしているようです。








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