天使




 明けの星の輝く時間
 歌が聞こえるわ 綺麗な歌

 黄金の太陽 恋うるような
 それはいったい誰の声

 しなやかな翼 切られた翼
 飛べない鳥

 透明な瞳 ガラスの瞳
 死んだ魚

 紅い唇 血の唇
 歌えない人

 もうなんにもない世界
 ただ 太陽だけが昇るわ

 黄金の陽光 滅びの光
 それでもなんて綺麗かしら

 歌が響くわ なにもない世界
 それは死の歌 虚無の歌

 歌っているのは きっと天使

 翼を広げて 瞳を煌めかせて
 天使が破滅の歌を歌っているわ

 なんて綺麗なのかしら






私の天使についての感想・・・というわけではありません。
まぁ、全く思っていないわけではないけど。
「天使」はけっこう残酷なものだと思うこともある。
「汚れ」「罪」
それら全てを裁かれるなら、私はいったい何回裁かれるのかねぇ。
どこかに「許しの天使」もおられるでしょう。

そうじゃないと、本当に上のような詩になりかねない。

この詩は私の友人ハリスの小説を読んだときに
浮かんだものです。
ということで、ハリスありがと。

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